5~7月は五臓の心(しん)の季節です
5月が終わり、いよいよ本州(関東)では梅雨を感じる頃となりました。
二十四節気の7番目、5月5日頃の「立夏」を境に暦の上では「夏」を迎えます。
自然界でも、植物は枝葉を伸ばし花・実をつけ、ぐんぐんと「生長(成長)」するように、私たちの身体も 陽(活力)のエネルギーをめぐらせて、放出や発散をすることで、暑さに負けない活動のリズムを作り、高めていきます。
そして、この陽の気(エネルギー)や心のバランス・活動リズムを管理するのが【心 しん】の役目。
伸び伸びと放出する時期とはいえ、極端に活動量を増やしたり気持ち(テンション)を高ぶらせたり また 逆もしかりで、冬や春先の少ない活動量のまま、エネルギー交換が上手に出来ずに気持ちも落ち込んでしまったり
活動 多 ⇔ 活動 少 どちらにも偏るのは【心 しん】に負担をかけてしまいます。
動かす 70% 休める 30% を目安に心がけましょう。
Pick Up! 心のはたらきとは?
五臓における心の働きには、主に2つ。
血液を全身に循環させ、脈を作る【循環作用】 心臓や脈管などの循環器全般を管理します。
そして もう1つが、精神・意識・思考・睡眠などの精神・感情のコントロール【神志(しんし) 作用】です。
心の不調で起こる症状
循環不良・気血の不足
◎息切れ、動悸、不整脈、手足のしびれ、胸苦しさ など
神志の失調
◎不安感、気分の落ち込み、やる気が出ない、不眠(寝つきが悪く質が浅い)、記憶力・判断力の低下 など
【心】は熱をためやすい性質があるので
足をよく使う(散歩やまめな立ち座り)・お腹や腰~足元を冷やさずの保温することが大切です!