自律神経

~変化に順応するチカラ

不眠・食欲不振・倦怠感・めまい・興味の喪失・感情の不安定さ…。。。等。

すぐに症状が出ずに、気が付いたら身体のバランスが崩れてしまうのが、自律神経です。交感神経と副交感神経で、どちらかに偏ることなく、あらゆる刺激に対し調整を図り、身体を順応させていくために、日夜働いてくれています。仕事や育児などで、休む事がままならず疲労の蓄積や、継続した緊張で、ストレスを感じることも多い毎日では、どうしても交感神経ばかりが亢進し、そのことで、刺激に対応することが、過剰になってしまうと、回復機能に大切な副交感神経は制限され、自分が思っているよりも休めていない状況になっています。短気的であれば、神経系を立て直すことも出来ますが、長期的にこのような状態が続いてしまうと、自律神経の選択肢は1つしか残されていません。

それが、身体を回復させたいが故の、急激な副交感神経への下降です。もはや、バランスを取る事よりも、休まないと危険とう反応で、調整能力は失われてしまいます。

多くの人が、「今までこんなことはなかったのに・・・」や、「なんで、急に身体が思うようにいかないのか・・・」と、急激な身体の変化や、コントロールが取れないことに不安を感じてしまいます。

こうなってしまうと、普段どれだけ意志力が強くとも何の助けにもなりません。ただただ動けない、チカラがわかない、食べれない、やる気が起きない。。。これは、身体の神経系がこれ以上動くと、もうダメだよっていう最終選択なんです。身体の本能的な反応は生物的に優先されるので、意思のチカラは太刀打ちできません。ですから、これをやったら良いとか、運動とか食べ物とか、色々ありますが、まずは、身体が休息しないことには土台が作れません。様々な療法は、その先の段階での取り組みで 、「休む」「回復する」「刺激をいれていく」(運動や外出や活動など)の順番で土台の休むことが出来ていないと、刺激に対して、まだ過敏に対応してしまい、元の木阿弥となってしまいます。、

活動的にテキパキとやってきた方ほど、動けない今の状況に焦ってしまい、色々調べ「考えて治す」を先走ってしまいます。身体の神経反応なので、まずは、身体を調える。きちんと回復させる神経系が働けるように。鍼灸では、特に腹部の調整(腹部は状態を良く表しています)、冷えの緩和を重点に、頚部の血流を疎通し、神経系が亢進しやすい身体のストレスを軽減していきます。次第に、緊張が抜けてくることが自律神経の調整機能を賦活させ、身体は自然と回復へ向かおうとするチカラが働き始め、バランスを再構築していきます。

「考えて治す」を「考えずに身体を調える」ことは、とても大切です。毎日様々なストレス下で生活していく中で、変化にもきちんと順応し、多少のストレスにも調整していけるという事は、いつもギリギリの身体では難しいんです。主だった症状が出ていなければ自覚しにくい部分もありますが、自律神経は無理が長きに渡り、ひとたび調整力を失ってしまうと様々な症状に繋がり、回復にも時間を要しますので、動けている内に、元気なうちに、毎日使う身体をサポートしてあげたいですよね。